(英語で)(元にあったところに)それらを片づけてください [動詞putでこれだけ話せる]


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[今日の学習]

言葉の最小単位は、もちろん単語です。単語と単語が結びついて文となります。
でも単語をいくら覚えても、読解には多少役に立つかもしれませんが、言葉としては身につきません。
英語を言葉として身につけることができるのはフレーズ(意味ある単位)なのです。それは具体的には補語フレーズや動詞フレーズ,そしてそれを運用するのがファンクションフレーズです。

それをどれだけ身につけるか,が英会話学習です。
重要なことは,それを効率的、効果的にするには間口を狭めることです。一つの動詞に着目し、同じパターンのものを攻略する、これが使える語彙力の効果的で、効率的な増強法です。

語彙力増強ということばは、単語を覚えることではありません。

 put の動詞フレーズ

今回から,putの動詞フレーズに移ります。

putの動詞フレーズのパターンは以下の通りです。学習はこの順に進んでいきます。当教材ではこのputの動詞フレーズだけで,合計84の文例が所収されています。

一部Two Word Verbsをサンプルとして公開しています。ぜひご覧ください。
ただし、教材の一部を切り取っているので画面が広がります。

   【putの動詞フレーズのパターン】「日常会話必須基本16動詞編HTML版」より

教材を購入された方からメールが来ました

文全体ではなく,動詞フレーズを覚えることがどれだけ大切か最近すごく実感しています。
今まで学校などで習ったように主語は何か,動詞は何か,目的語はなどと頭の中で反芻するクセがありました。
まずはとにかく動詞フレーズをと、習慣づけていると逆に英語での表現がとても楽になりました。

【解説】
putのroot senseは、動作の対象となるものを、ある位置・状態に「あらしめる」ことだ。「あらしめる」とは、「そのような状態にする」とも言える。

したがって、ここで登場するput+名詞だけのフレーズはある意味で例外となり、putの後には目的語だけではでなく、必ず位置・状態を表す語句が伴うことに注意してほしい。

例えば、「ペンをおいてください」をPut your pen.というのは誤りで、Put your pen down.と位置・状態を表す語句が伴う。この場合、downは方位副詞だが、次の例では位置・状態を表す語句が、前置詞+名詞となっている。

  Put your pen down.
  ペンをおいてください
  Put your pen on your desk.
  机にペンをおいてください

● putに対する日本語の訳語

putを「置く」と覚えている方が多いと思う。しかしputにあたる訳語は様々になる。

「のせる」「貼る」「架ける」「入れる」「着る」「履く」「注ぐ」
「塗る」「くべる」「つける」「あてがう」「加える」「つなぐ」

訳 語はこれら以外にも多様だが、「ものをある場所にあらしめる」という限りはすべて基本的に同じである。ただ、「あらしめられるもの」や、「あらしめられる 場所」などが違ってくるとそれにふさわしい訳語を用いるというのは、日本語の発想に過ぎないとということを肝に銘じておいてほしい。

putの意味が少し拡大されてくると、もっともっとたくさんの日本語がそれに対応していくことになる。しかしそんな雑多な日本語にふりまわされていたのでは、それこそ「英語でものを言えない」ことになってしまう。

特に、putがある「人」をある状態に置く、すなわち「ある状態にあらしめる」ことを示す場合は特に重要だ。

  It would be better to put her in a good humor.
  あの人の機嫌をよくしておいた方がいいですよ

● putはtakeと対比して覚える。
putされ「あらしめられている」ものを、そこから「取る」「はずす」「移す」「持っていく」のがtakeだ。

日本語で、「片づけてください」というのを、次のputとtakeを使った文にすると二つの語の違いが見えてくる。

  Put them away!
  (元にあったところに)それらを片づけてください
  Take them away!
  (ここから)それらを片づけてください

awayは「離脱状態」を表すが、takeの文では置き場所が問題ではなくとにかく、「持ち去る」という行為を表し、一方、putでは、「ものをあらしめる」ということから、いつも決まった場所に「片づける」という意味となる。もう一つ、例文をあげておきます。

  Someone put my clothes away.
  誰かが私の服を片づけてくれた

  Someone took my clothes away.
  誰かが私の服を持って行った、盗んでいった

● putとtakeがなかったら

goとcomeは、主体(主語)が働くことを表す語とすると、putとtakeは他のもの(目的語)を動かし、他のものに働きかけるときになくてはならない動詞(他動詞)だ。

私たちは何かに興味を持って、それに手を触れれば、私たちの手にそれをputしたわけだし、もっと興味が深くなったらそれを手でtakeするかもしれない。しかしいつまでもそれを手にしているわけではなく、また元のところへputするかもしれない。

私たちのまわりにには、私たちが、putとしたり、takeしたりするものが無数ある。putやtakeがなかったら、日常生活はできない。

     
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