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誰も教えてくれなかった英会話学習法 その18 TWO WORD VERBSの動詞フレーズ [TWO WORD VERBSは英語の心]





TWO WORD VERBSのしくみ

【解説】

中嶋:
たった16の動詞ですべての英語表現が可能だとして Ogden
が注目したのは、「英語は方位や空間でものごとをとらえる発想があり、一定の基礎的な動詞と方位副詞、あるいは前置詞との組合せで様々な表現が可能にな
る」、ということだね。また「語の比喩的転用(メタフォー)、語の意味の状況・文脈依存によって、表現はさらに無限に拡大する」ということだ。

Kenny:
なんだかんだと言っても読解を目的とする受験英語の影響だと思うが、日本人はむずかしい単語を使いすぎると思うよ。私たちネイティブがいつも面食らうの
は、日本人と話す場合、これはむずかしい単語を使っていると思い、簡単な言葉を使おうとすると、よけいに通じないという経験をよくするよ。

  (漢語)      (和語=TWO WORD VERBS)
  happen; arise   come about   生じる
  meet        come across  ~に(偶然)出くわす
  return       come back   戻る,帰る
  fall        come down   下がってくる、落ちる
  enter       come in    入る
  become detached  come off   取れる、はずれる
  progress      come on    進む、進歩する
  blossom      come out   (花が)咲く
  arise       come up   現れる

イディオムの例)
  Don't worry about being unemployed ;
  I'm in the same boat.
  失業を気にするなよ、私も同じ身分だ、境遇だよ
  日本実業出版社刊 中嶋太一郎著「ムリなく話せるイメトレ英語学習法」より転載

(ファンクションメソッドにおける7つの補語のタイプ)
 (1) 形容詞 (2) 名詞 (3) 方位副詞 (4) 前置詞+名詞
 (5) (to)+原形動詞フレーズ (6) ing形動詞フレーズ (7) ed形動詞フレーズ

VC感覚 ※このCは主格補語
be, go, come
 (補語Cが形容詞)
  be blue → go blue → go bad → go crazy → go rusty
 (補語Cがing形動詞フレーズ)
  be shopping → go shopping → go swimming → go walking → go fishing
 (補語Cがed形動詞フレーズ)
  be bored → get bored → get moved → get surprised → get tired
 (補語Cが方位副詞)
  be in → go in → go down → go up → go off
  be out → come out → come down → come up → come off

VOC感覚
 ※このCは目的格補語
get, take, put, make, give,
 (補語Cが方位副詞)
  get in → get out → get up → get off
  take in → take out → take up → take off
--------------------------------
  take out「テークアウトする」 ※outの本質的な意味「範囲外」
  Take (it, them) out! テークアウトします
       It (is) out.  ※VC感覚

  take it easy 気楽にやる  ※easyは形容詞で目的格補語
       It (is) easy.  ※VC感覚

  take a hamburger out ハンバーガーを持ち帰る
  take out a hamburger ハンバーガーを持ち帰る

  take a person out       人を連れ出す
  人を食事に連れていく
  彼女をドライブに連れ出す
  ビデオを取り出す
  ハンカチを取り出す
  財布を取り出す

[コミニカ英作法]
  (例) 私は,お持ち帰りします/テークアウトする
    <~は ドウする文>
   ① 私は ~するつもり → I will
   ② 持ち帰る      → take (it, them) out
   (完成文)  → I will take (it, them, her) out.
  Y-tube 中嶋太一郎・中学英語が英会話の基礎(「コミニカ中学英語基礎編」

[教育文法での英作法]
  (例) 私は,お持ち帰りします
   ① 主語(S)は何か?   → I
   ② 動詞部(V)は何か?  → will take
   ③ 目的語(O)は何か?  → (it, them, her)
   (完成文)  → I will take (it, them, her) out.
--------------------------------
  take off「テークオフする」 ※offの本質的な意味「急速離脱・中断」
  The plane will take (itself) off.
  その飛行機は 離陸するでしょう

  Take (it, them) off! 脱ぎなさい
       It (is) off.  ※VC感覚

  take 20% off  2割ディスカウントする
  take a day off  一日休暇を取る
  take it off  それ(靴など)を脱ぐ
  take off its collar  犬の首輪をはずす
  パジャマを脱ぐ
  服を脱ぐ
  化粧を落とす
  ネクタイをはずす
  キャップを取る
  カバーをはずす
--------------------------------
  get up 「起きる」 ※upの本質的な意味「上方・成し遂げ」
  Get (yourself) up! 起きなさい、身を起こしなさい
  I get myself up at eight every morning.
  get me up 「私を起き上がらせる、起こす」
       I (am) up.  ※VC感覚

  get you up 「あなたを起こす」
  get a tree up  木を引き抜く

  I got (myself) up a tree.  私は木に登った ※このupは前置詞
  get up speed  速力を増す
  get one's hopes up  望みを高くする, 楽観する
--------------------------------
  make up「メーキャップする」 ※upの本質的な意味「上方・成し遂げ」
  Don't make (yourself) up strong! 厚化粧しないで!
  You should make yourselves up
  あなた方は仲直りをするべきです

  make up a story  話をでっち上げる
  make up a parcel  小包を作る
  喧嘩の仲直りをする
  決心する
  One's mind (is) up.  ※VC感覚
--------------------------------
  give up「ギブアップする」 ※upの本質的な意味「上方・成し遂げ」
  I will give (it) up.
  私は、あきらめます
       It (is) up.  ※VC感覚

  You must not give it up.
  あなたはそれをあきらめてはいけません
  They gave her up for dead.
  彼らは彼女は死んだものとあきらめた
  They gave her up for lost.
  彼らは彼女は助からぬものとあきらめた
  We almost gave you up.
  私たちは、君はもう来ないのかと思ったよ
  He gave himself up to melancholy.
  彼はもの思いに沈んだ
  
  give oneself up  自首する
  give oneself up to pleasure  快楽にふける
  give it up  それをあきらめる
  give up hope   絶望する
  give up the idea  その計画を放棄する
  趣味をやめる
  仕事を辞める
  タバコを止める
  会社を退職する
  夢を捨てる
  友だちとの交際をやめる

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誰も教えてくれなかった英会話学習法 その19 補語が方位副詞のもの [TWO WORD VERBSは英語の心]





TWO WORD VERBSのしくみ


【解説】
  「VC感覚からVOC感覚へ その1 補語が方位副詞」 

(ファンクションメソッドにおける7つの補語のタイプ)
 (1) 形容詞 (2) 名詞 (3) 方位副詞 (4) 前置詞+名詞
 (5) (to)+原形動詞フレーズ (6) ing形動詞フレーズ (7) ed形動詞フレーズ
  Pick me up! 私を抱っこしてよ!
  Put me down! 私をおろしてよ!

(傾向)
日本の英語教育は、英語と日本語の単語が一対一に対応しているかのような錯覚を与えます.
「抱っこする」とか「おろす」といった英語の動詞は何かと考え込んでしまいます。
ところが英語は方位や空間でものごとをとらえる人たちの言語です。

これらの表現をイディオムなどと名づけられ、単に丸暗記の対象となっていますが、これらの動詞フレーズのしくみ、成り立ちが理解できたら別にむずかしいものではありません。
彼らの生の会話の60%から70%を占めるこれらの表現をきちんと身につけてください.

(対策)
● VC感覚からVOC感覚へ 補語が方位副詞のもの

※VC感覚のCは主体(主語)を補って説明する「主格補語」であり、一方VOC感覚のCは目的語を補って説明する「目的格補語」のことです。

ネイティブの幼い子どもは、「抱っこ!」と言うのに、Up! Up!と訴える。

  Kathy: Mom, up! up!

彼らの関心事は、まずは自分が Up、つまり「上方」に位置することなのだ。

  Kathy: Mom, me up! me up!

それでどんな動作をして、me up の状態になるかということで、pickという動詞が加わることになる。

  Kathy: Mom, pick me up! pick me up!

つまり、上の文にはme up、つまりI am up.という状態が隠されていることになる。
me upとmeとも目的格となるのは動詞pickの目的語となるからです。

  Pick me up! ※ VOC感覚でCは目的格補語
     I am up. ※ VC感覚でCは主格補語
  選んで、自分が「上方の状態に」→ 「私を抱き上げて!」

[コミニカ英作法]
  (例) 私を抱っこしてくれませんか? 
    <~は ドウする文>
   ① あなたは ~してくれるか? → Will you
   ② 私を抱っこする      → pick me up
   (完成文)  → Will you pick me up?

  Y-tube 中嶋太一郎・中学英語が英会話の基礎(「コミニカ中学英語基礎編」

  (例) あなたを抱っこしましょうか? 
    <~は ドウする文>
   ① 私が ~しましょうか? → Shall I
   ② あなたを抱っこする  → pick you up
   (完成文)  → Shall I pick you up?

逆に、「降ろして!」は、次のようになる。つまり動詞putは「あらしめ」を、方位副詞downは「下方」を著すので、「私を下方の状態にあらしめよ」と言っているのです.
  Kathy: Mom, Down! → Me down! → Put me down!
     I am down. ※ VC感覚でCは主格補語

次の文では、一般動詞wakeを使っているが、しくみはまったく同じだ。目覚めさせて、私がupの状態にということだ。
  Wake me up!  ※ VOC感覚でCは目的格補語
    I am up. ※ VC感覚でCは主格補語
  私を起こしてよ(目覚めさせてよ)

あるいは次のようなものはどうか。makeは本質的に「現実化する、現実化させる」という意味だ。

  Don't make me down!
        I am down.
  私を落胆させないでよ

  His talk always gets me down.
             I am down.
  彼の話を聞くといつも気が滅入ってしまうよ

  You had better get your wife away to the country.
            Your wife is away to the country.
  あなたは、奥さんを田舎に連れて行った方がいいよ

 つまり、あなたの奥さんが田舎に「離脱状態」なのだ。

  Get your hands off!
    Your hands are off.
  手を離しなさいよ!
 これは、あなたの手が「急速離脱」ということだ。

【イメトレ No.19】
  (方位副詞を使って) 一般動詞との結びつき
  VOC感覚の動詞フレーズ
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(1) Will you back me up? 「上方」
  私を支持してくれますか?
(2) Call me up!
  私を呼んで起こして! / 私に電話して!
(3) Will you pick me up at my home at five?
  5時に(車で)私の家に迎えにきてくれませんか?
(4) Keep your chin up!
  気落ちしないで! /元気を出しなさい!


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誰も教えてくれなかった英会話学習法 その20 補語が前置詞+名詞のもの [TWO WORD VERBSは英語の心]





TWO WORD VERBSのしくみ

  「VC感覚からVOC感覚へ その2 補語が前置詞+名詞」 
 

(ファンクションメソッドにおける7つの補語のタイプ)
 (1) 形容詞 (2) 名詞 (3) 方位副詞 (4) 前置詞+名詞
 (5) (to)+原形動詞フレーズ (6) ing形動詞フレーズ (7) ed形動詞フレーズ

前置詞 preposition pre=「前もって」 position=「位置」 Cf. 所位語

  Hold me on your shoulders.
  私を肩車してよ
  My husband put something in my mouth. 
  夫は私の口に何かを入れました
  I've got pins in my legs.
  私は足がしびれました

(傾向)
日本の英語教育は、英語と日本語の単語が一対一に対応しているかのような錯覚を与えます.
「肩車する」とか「しびれる」といった英語の動詞は何かと考え込んでしまいます。
ところが英語は方位や空間でものごとをとらえる人たちの言語です。
これらの表現をイディオムなどと名づけられ、単に丸暗記の対象となっていますが、これらの動詞フレーズのしくみ、成り立ちが理解できたら別にむずかしいものではありません。
彼らの生の会話の60%から70%を占めるこれらの表現をきちんと身につけてください.

(対策)
● VC感覚からVOC感覚へ 補語が前置詞+名詞のもの

※VC感覚のCは主体(主語)を補って説明する「主格補語」であり、一方VOC感覚のCは目的語を補って説明する「目的格補語」のことです。
幼い子どもの、Up! Up!、Me up!、Pick me up!のことはすでに述べた。

  Kathy: Up! Me up! Pick me up!
      だっこしてよ

これと同じノリで、前置詞+名詞のフレーズが補語となることもある。
次のOn your shoulderでは、on が「密着・継続」の意味を表す前置詞で、「あなたの肩に密着・継続状態に」ということ、つまり「私はあなたの肩の上に乗っている」ということです。
英語の発想は次の通りです。

  Hold me on your shoulders. ※VOC感覚
     I am on your shoulders. ※VC感覚
     私はあなたの両肩に乗っている
  私を肩に乗せてよ、肩車してよ ☆前置詞onの本質的意味は「密着・継続」

動詞holdはここではある状態を「持続する、保持する」という意味で、「私あなたの肩のうえに密着・継続状態に持続させてよ」というわけだ。

もう一つ例をあげておきます.
Something is in my mouth.のin my mouthは主格補語で、「何かが私の口の中にある、入っている」ということです。
それを動詞put使って、put something in my mouthとすると「口の中に何かをあらしめる」ということになります.ちもろんこのin my mouthは目的格補語です。

  My husband put something in my mouth. ※VOC感覚 
         Something is in my mouth. ※VC感覚
         何かが私の口の中に入っている
   夫は私の口に何かを入れました ☆前置詞inの本質的意味は「範囲内」

  Who will put a bell on the cat. ※VOC感覚
         A bell (is) on the cat. ※VC感覚
         鈴が猫についている
  誰が猫に鈴をつけるの? ☆前置詞onの本質的意味は「密着・継続」

[コミニカ英作法]
  (例) 誰が猫に鈴をつけるの?
    <~は ドウする文>
   ① 誰が ~するだろうか? → Who will
   ② 猫に鈴をつける     → put a bell on the cat
   (完成文)  → Who will put a bell on the cat?

  Y-tube 中嶋太一郎・中学英語が英会話の基礎(「コミニカ中学英語基礎編」

  (例) 誰か猫に鈴をつけてくれませんか?
    <~は ドウする文>
   ① 誰か ~してくれるか? → Will anyone
   ② 猫に鈴をつける    → put a bell on the cat
   (完成文)  → Will anyone put a bell on the cat?

 She puts a ring on her finger.  ※VOC感覚
         A ring (is) on her finger. ※VC感覚
  彼女は、指に指輪をはめている

  Please take the cover from a pan. ※VOC感覚
         The cover (is) from a pan. ※VC感覚
  どうかなべのふたを取ってください  ☆前置詞fromの本質的意味は「起点」

以上の文型になる動詞は限られていている。
  put, get, take, give ,etc.。

【イメトレ No.22】
  (前置詞+名詞を使って) 一般動詞との結びつき
  VOC感覚の動詞フレーズ (2)
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(2) I've got pins in my legs.
   私は足がしびれました
(3) Put the car into the garage! 「範囲内+到達」
   自動車を車庫に入れなさい!
(4) He has got a young girl into trouble.
   彼は、若い女性を妊娠させた


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誰も教えてくれなかった英会話学習法 その21 補語が形容詞のもの [TWO WORD VERBSは英語の心]





TWO WORD VERBSのしくみ

  「VC感覚からVOC感覚へ その3 補語が形容詞のもの」 

(ファンクションメソッドにおける7つの補語のタイプ)
 (1) 形容詞 (2) 名詞 (3) 方位副詞 (4) 前置詞+名詞
 (5) (to)+原形動詞フレーズ (6) ing形動詞フレーズ (7) ed形動詞フレーズ

  Make me happy!
  私を幸せな状態に現実化させてよ 私を幸せにしてよ!
  Let the dog free!
  その犬に自由な状態を許してよ その犬を放してやってよ!

(傾向)
ファンクションメソッドでは、補語には7つのパターンがあるとしています。
今まで(1)の方位副詞、(2)の前置詞+名詞について述べてきました.
日本の英語教育ではこの(1)と(2)のタイプをイディオムと名づけ丸暗記の対象としてきました.
方位や空間でものごとをとらえるネイティブの心とも言うべき表現は英語を自由に話すためにはきちんとそのしくみを学ぶべきです.
ところで、教育文法での補語は今回登場の形容詞と名詞だけとしています。
しかしこれも単なる五文型理論のSVOCの文型の説明は読解のためのもので、英語発想をとらえるにはとても無理なものだと私は思います.

(対策)
● VC感覚からVOC感覚へ 補語が形容詞のもの

※VC感覚のCは主体(主語)を補って説明する「主格補語」であり、一方VOC感覚のCは目的語を補って説明する「目的格補語」のことです。

 (補語が方位副詞)
   Pick me up!※VOC感覚 目的格補語
  だっこしてよ
     I (am) up. ※VC感覚 主格補語

 (補語が前置詞+名詞)
  Hold me on your shoulders. ※VOC感覚 目的格補語
  私を肩に乗せてよ、肩車してよ
     I (am) on your shoulders. ※VC感覚 主格補語

このしくみは今回の補語が形容詞のものとまったく変わらない。
共通するのはVOC感覚の動詞フレーズには、VC感覚の動詞フレーズが根底にあるということです。またVOC感覚のフレーズとなった場合、be動詞が省略するのも共通しています.
 Happy! Happy!、自分(me)がHappyに、つまり Me happy!であり、Make me happy!となるわけだ。ちなみにこのmakeは「現実化させる」という意味だ。

  Make me happy! ※VOC感覚 目的格補語
     I (am) happy. ※VC感覚 主格補語
  私を幸せな状態に現実化させてよ  私を幸せにしてよ!

 あるいは次の例も同じだ。

  Let the dog free! ※VOC感覚 目的格補語
     The dog (is) free. ※VC感覚 主格補語
  その犬に自由な状態を許してよ その犬を放してやってよ!

  I'll have everything ready by Sunday. ※VOC感覚 目的格補語
     Everything (is) ready. ※VC感覚 主格補語
  私は日曜日までにすべて準備しておきます

[コミニカ英作法]
  (1) あなた方は日曜日までにすべて準備しておかなければならない
    <~は ドウする文>
   ① あなた方は ~ねばならない → You have to  
   ② すべてを準備しておく    → have everything ready  
   (完成文)  → You have to have everything ready.  

  Y-tube 中嶋太一郎・中学英語が英会話の基礎(「コミニカ中学英語基礎編」

  Get the door open! ※VOC感覚 目的格補語
     The door (is) open. ※VC感覚 主格補語
  戸を開けろ!
  Keep the door open! ※VOC感覚 目的格補語
     The door (is) open. ※VC感覚 主格補語
  戸を開けたままにしておいて!

 以上のような動詞パターンとなると動詞は限られている。
  let, have, put, keep, make, let, leave, etc.

  Leave me alone! ※VOC感覚 目的格補語
     I (am) alone. ※VC感覚 主格補語
  1人にしておいてよ、 ほっといて、構わないで
これらの動詞は、基本的には「~な状態にさせる/する」ということになる

【イメトレ No.27】
  (形容詞を使って) 一般動詞との結びつき
  VOC感覚の動詞フレーズ (3)
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(1) Get the house clean!
   家をきれいにしなさい!
(2) I got my hands quite dirty.
   私はすっかり手を汚してしまった
(3) I'll have everything ready by Sunday.
   私、日曜日までにすべてを用意(準備)しておきます


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誰も教えてくれなかった英会話学習法 その22 補語が名詞のもの [TWO WORD VERBSは英語の心]





  「VC感覚からVOC感覚へ その4 補語が名詞のもの」 
 

(ファンクションメソッドにおける7つの補語のタイプ)
 (1) 形容詞 (2) 名詞 (3) 方位副詞 (4) 前置詞+名詞
 (5) (to)+原形動詞フレーズ (6) ing形動詞フレーズ (7) ed形動詞フレーズ

  Make me a happy girl!
  私を幸せな女の子に現実化させてよ 私を幸せな女の子にしてよ!
  Don't call me a liar.
  私をウソつきと言わないで、呼ばないで!

(傾向)
ファンクションメソッドでは、補語には7つのパターンがあるとしています。
今まで(3)の方位副詞、(4)の前置詞+名詞、(1)の形容詞について述べてきました.
ところで、教育文法での補語は今回登場の形容詞と名詞だけとしています。
しかしこれも単なる五文型理論のSVOCの文型の説明は読解のためのもので、英語発想をとらえるにはとても無理なものだと私は思います.

(対策)
● VC感覚からVOC感覚へ 補語が名詞のもの

※VC感覚のCは主体(主語)を補って説明する「主格補語」であり、一方VOC感覚のCは目的語を補って説明する「目的格補語」のことです。
ここでもまた、Up!, Up!, Me up!, Pick me up!持ち出さざるを得ない。
ここでは名詞を使って、以下のようになる。

 (補語が方位副詞)
   Pick me up!※VOC感覚 目的格補語
  だっこしてよ
     I (am) up. ※VC感覚 主格補語

 (補語が前置詞+名詞)
  Hold me on your shoulders. ※VOC感覚 目的格補語
  私を肩に乗せてよ、肩車してよ
     I (am) on your shoulders. ※VC感覚 主格補語

 (補語が形容詞)
   Make me happy! ※VOC感覚 目的格補語
  私を幸せにしてよ
     I (am) happy. ※VC感覚 主格補語

そして今回の「補語が名詞のもの」について

  Make me a happy girl! ※VOC感覚 目的格補語
  私を幸せ(な女の子にしてよ
     I (am) a happy girl. ※VC感覚 主格補語

  She called me a liar. ※VOC感覚 目的格補語
   彼女は私のことを嘘つきだと言ったよ
     I (was) a liar. ※VC感覚 主格補語

[教育文法での英作]
   ① 主語は(S)? 「誰が」  → Who
   ② 動詞は(V)? 「するの」  → will make
   ③ 目的語(O)は? 「私を   → me
   ④ 目的格補語(C)は? 「幸せに」→ happy 目的格補語が形容詞
   (完成文)  → Who will make me happy?

   ① 主語は(S)? 「誰が」  → Who
   ② 動詞は(V)? 「言う」   → calls
   ③ 目的語(O)は? 「私を   → me
   ④ 目的格補語(C)は? 「嘘つき」→ a liar 目的格補語が名詞
   (完成文)  → Who calls me a liar?

[コミニカ英作法]
  (例1) 誰が私のことをウソつきだと言ってるの?
    <~は ドウする文>
   ① 誰なの?          → Who
   ② 私のことをウソつきだと言う → calls me a liar
   (完成文)  → Who calls me a liar.

  Y-tube 中嶋太一郎・中学英語が英会話の基礎(「コミニカ中学英語基礎編」

  (例2) 誰か私のことをウソつきだと言ってるの?
    <~は ドウする文>
   ① 誰か ~してるの?     → Does anyone
   ② 私のことをウソつきだと言う → call me a liar
   (完成文)  → Does anyone call me a liar?

  I would make you manager of our branch-hotel.  私はあなたにうちの系列のホテルの支配人になってもらいたい
     You (are) manager of our branch-hotel. ※VC感覚 主格補語
  We are going to name our baby Rie.
  私たちは赤ちゃんを理恵と名づけるつもりです
     Our baby (is) Rie. ※VC感覚 主格補語

ただし、このようなパターンとなる動詞は限られていて、make, find, call などがそうだ。
VOC感覚の動詞フレーズにはだいたい慣れたと思う。要するに、目的語(O)と補語(C)の間に be 動詞が省略されているということだ。
また、VOC感覚には、VC感覚が元になっていることを確認してほしい。
ここでは理解しやすいようにmeやyouなど格変化のないthe girlを主語にした。

  (1) The girl is up.   その女の子は上にいる
    Pick the girl up.  その女の子を抱っこしなさい
  (2) The girl is on your shoulder. その女の子は肩に乗っている
    Hold the girl on your shoulder. その女の子を肩車しなさい
  (3) The girl is happy.   その女の子は幸せだ
    Make the girl happy.  その少女を幸せにしなさい
  (4) The girl is Hanako.  その女の子は花子さんだ
    Cal the girl Hanako. その女の子を花子と呼びなさい

【イメトレ No.30】
  (名詞を使って) 一般動詞との結びつき
  VOC感覚の動詞フレーズ (4)
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(1) I will make you a happy girl.
   私はあなたを幸せ(な女の子)にします
(2) Father wants to make me a doctor.
   父は私を医者にしたがっています
(3) I would make you manager of our branch-hotel.
   私はあなたにうちの系列のホテルの支配人になってもらいたい


-----日常会話必須基本16動詞編HTML版は以下の3つの教材を含む----------
   日常会話必須基本16動詞編  HTML版サンプル
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誰も教えてくれなかった英会話学習法 そ23 補語が(to)+原形動詞フレーズのもの [TWO WORD VERBSは英語の心]





  「VC感覚からVOC感覚へ その5 補語が原形動詞フレーズのもの」 
 

(ファンクションメソッドにおける7つの補語のタイプ)
 (1) 形容詞 (2) 名詞 (3) 方位副詞 (4) 前置詞+名詞
 (5) (to)+原形動詞フレーズ (6) ing形動詞フレーズ (7) ed形動詞フレーズ

(5) (to)+原形動詞フレーズ 
   (名詞のように使う)  (形容詞のように使う☆補語)  (副詞のように使う)
   ※to不定詞の名詞的用法、to不定詞の形容詞的用法、to不定詞の副詞的用法
(6) ing形動詞フレーズ
   (名詞のように使う)  (形容詞のように使う☆補語)  (副詞のように使う)
   ※動名詞、現在分詞(進行形)、分詞構文
(7) ed形動詞フレーズ
   (名詞のように使う)  (形容詞のように使う☆補語)  (副詞のように使う)
   ※現在完了形、過去分詞(受身形)、分詞構文

  五文型主義--- 但し、(1) (2) のみ
  熟語主義--- (3) (4)
  構文主義----(5) (6) (7)

  I want you to drink milk.
  私はあなたにミルクを飲んでいただきたい
  I tell you to drink milk.
  私は、(ふだん)あなたにミルクを飲むように言っています
  Let me drink milk.
  私にミルクを飲ませてください

(傾向)
※VC感覚のCは主体(主語)を補って説明する「主格補語」であり、一方VOC感覚のCは目的語を補って説明する「目的格補語」のことです。

 (補語が方位副詞)
   Pick me up!※VOC感覚 目的格補語
  だっこしてよ
     I (am) up. ※VC感覚 主格補語

 (補語が前置詞+名詞)
  Hold me on your shoulders. ※VOC感覚 目的格補語
  私を肩に乗せてよ、肩車してよ
     I (am) on your shoulders. ※VC感覚 主格補語

 (補語が形容詞)
   Make me happy! ※VOC感覚 目的格補語
  私を幸せにしてよ
     I (am) happy. ※VC感覚 主格補語

 (補語が形容詞)
  Make me a happy girl! ※VOC感覚 目的格補語
  私を幸せ(な女の子にしてよ
     I (am) a happy girl. ※VC感覚 主格補語

今回から、3つの動詞フレーズの3つのタイプ、(5)原形動詞フレーズ、(6)ing形動詞フレーズ、(7)ed形動詞フレーズについて述べていきます.

(対策)
● VC感覚からVOC感覚へ 補語が原形動詞フレーズのもの

※VC感覚のCは主体(主語)を補って説明する「主格補語」であり、一方VOC感覚のCは目的語を補って説明する「目的格補語」のことです。

  I want you to drink milk. ※VOC感覚 目的格補語
      You (are) to drink milk.  ※VC感覚 主格補語
      あなたはミルクを飲むべきです
  私は欲する あなたが(これから)ミルクを飲むことを
  → 私はあなたにミルクを飲んでもらいたい

ここで、「私はあなたに欲する」ということは、「あなたがミルクを飲む」ということだ。つまり「ミルクを飲む」主体は、you つまり「あなた」だということになる。そこでこの文は、ふつう「私はあなたにミルクを飲んでもらいたい」ということになる。
このような文を会話として表現する場合には、drink milkといった行為、あるいは状態を原形動詞フレーズとして頭に思い浮かべることが大切だ。

[コミニカ英作法]
  (例1) 私はあなたにミルクを飲んでもらいたい
    <~は ドウする文>
   ① 私は あなたに欲する → I want you  
   ② ミルクを飲むことを  → to drink milk  
   (完成文)  → I want you to drink milk.  

  Y-tube 中嶋太一郎・中学英語が英会話の基礎(「コミニカ中学英語基礎編」

(状態の例)
  I want you to be here. ※VOC感覚 目的格補語
      You (are) to be here. ※VC感覚 主格補語
      あなたはここにいるべきです
  私は欲する あなたが(これから)ここにいること
  → 私はあなたにここにいてもらいたい

  (例2) 私はあなたにここにいてもらいたい
    <~は ドウする文>
   ① 私は あなたに欲する → I want you  
   ② ここにいることを   → to be here  
   (完成文)  → I want you to be here.   

 このパターンで使われる動詞は、以下のようなものだ。
  like, tell, ask, get, order, etc.

  I told you to drink milk.
      You (were) to drink milk. 
      あなたはミルクを飲むべきでした
  私は言った あなたが(これから)ミルクを飲むことを
  → 私はあなたにミルクを飲むように言ったよ

また、to+原形動詞フレーズの前に not をつけると,「~しないように」といった否定・禁止の意味となる。

  I told you not to drink milk.
      You (were) not to drink milk. 
      あなたはミルクを飲むべきではなかったよ
  私は言った あなたが(これから)ミルクを飲まないことを
  → 私はあなたにミルクを飲まないように言ったよ

  (例3) 私はあなたにここにいないように言ったよ
    <~は ドウする文>
   ① 私は あなたに言った → I told you  
   ② ここにいないことを  → not to be here  
   (完成文)  → I told you not to be here.   

● toなしで原形動詞フレーズがVOC感覚になるもの
 
動詞には、「ひとまとまりの行為や状態」を「見た」「聞いた」、あるいは「させる」などと表現するものがある。先に登場した want や
tell、ask などはtoを必要としたが、これらの表現では to を使わない。それは情緒動詞 willやmust
と同じように、動詞自体が強い意味を持っているからだ。

 (1) 「~してもらう」「~させる」など使役を表す動詞(使役動詞)
   have, let, make, help, etc.
  Let me drink milk!
  私にミルクを飲ませてよ!

  (例4) 私に1人でいさせてよ
    <~は ドウする文>
   ① 私に ~させて  → Let me  
   ② 1人でいることを → be alone  
   (完成文)  → Let me be alone.   

(2) 「~見る」「~聞く」など知覚を表す動詞(知覚動詞)
    see, hear, watch, feel, etc.
  I saw you drink milk.
  私はあなたがミルクを飲むのを見ましたよ

  (例5) 私は彼女がここにいるのを見たよ
    <~は ドウする文>
   ① 私は 彼女を見たよ → I saw her  
   ② ここにいることを  → be here  
   (完成文)  → I saw her be here.   

 原形動詞フレーズは「ひとまとまり行為や状態」、ある意味で「頭に描いた映像世界」を表すので、行為や状態の「一部始終」という意味を含んでいる。
 元々、この原形動詞フレーズによって表現する最も単純な命令文は、「あるべき行為や状態の一部始終をしろ」と命令するものだ。したがってこの命令形にはその行為や状態の一部だけをしろというものではない。
 この行為や状態の「ひとまとまり」、つまり一部始終を「させる」「見る」「聞く」というのが、これらの動詞の特色だ。

【イメトレ No.48】
  (原形動詞フレーズを使って) 一般動詞との結びつき
  VOC感覚の動詞フレーズ (5)
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(3) I want you to do your best.
   私はみなさんにベストを尽くしてもらいたい
(4) Will you tell her to cheer up?
   あなた,彼女に元気を出すように言ってくれませんか?
(5) I always tell my wife not to drink too much.
   私はいつも、妻に飲み過ぎないように言っています


【イメトレ No.49】
  (原形動詞フレーズを使って) 一般動詞との結びつき
  VOC感覚の動詞フレーズ (6)
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(8) Let me know your address!
   私にあなたの住所を教えてよ
(9) Turn around and let me see your faces!
   こっちを向いて、みなさんの顔を見せてください

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  「VC感覚からVOC感覚へ その6 補語がing形動詞フレーズのもの」 
 

(ファンクションメソッドにおける7つの補語のタイプ)
 (1) 形容詞 (2) 名詞 (3) 方位副詞 (4) 前置詞+名詞
 (5) (to)+原形動詞フレーズ (6) ing形動詞フレーズ (7) ed形動詞フレーズ

  五文型主義--- 但し、(1) (2) のみ
  熟語主義--- (3) (4)
  構文主義----(5) (6) (7)

(5) (to)+原形動詞フレーズ 
   (名詞のように使う)  (形容詞のように使う☆補語)  (副詞のように使う)
   ※to不定詞の名詞的用法、to不定詞の形容詞的用法、to不定詞の副詞的用法
(6) ing形動詞フレーズ
   (名詞のように使う)  (形容詞のように使う☆補語)  (副詞のように使う)
   ※動名詞、現在分詞(進行形)、分詞構文
(7) ed形動詞フレーズ
   (名詞のように使う)  (形容詞のように使う☆補語)  (副詞のように使う)
   ※現在完了形、過去分詞(受身形)、分詞構文
  I saw you drinking milk.
  私は、あなたがミルクを飲んでいるのを見た

(傾向)
※VC感覚のCは主体(主語)を補って説明する「主格補語」であり、一方VOC感覚のCは目的語を補って説明する「目的格補語」のことです。

 (補語が方位副詞)
   Pick me up!※VOC感覚 目的格補語
  だっこしてよ
     I (am) up. ※VC感覚 主格補語

 (補語が前置詞+名詞)
  Hold me on your shoulders. ※VOC感覚 目的格補語
  私を肩に乗せてよ、肩車してよ
     I (am) on your shoulders. ※VC感覚 主格補語

 (補語が形容詞)
   Make me happy! ※VOC感覚 目的格補語
  私を幸せにしてよ
     I (am) happy. ※VC感覚 主格補語

 (補語が名詞)
  Make me a happy girl! ※VOC感覚 目的格補語
  私を幸せ(な女の子にしてよ
     I (am) a happy girl. ※VC感覚 主格補語

3つの動詞フレーズが目的格補語と結びつくのは、相手や第三者の行為や状態を3つの非時制の動詞フレーズで表現することです。
その3つの非時制の動詞フレーズの内、(to)+原形動詞フレーズを使って引き込む表現は前回に述べました。

 (補語が(to)+原形動詞フレーズ)

  I want you to drink beer! ※VOC感覚 目的格補語
     You (are) to drink beer. ※VC感覚 主格補語
  私はあなたにビールを飲んでもらいたい
  Let me drink beer! ※VOC感覚 目的格補語
     I (are) drink beer. ※VC感覚 主格補語
  私にビールを飲ませてよ

 (補語がing形動詞フレーズ)

同じパターンで、ing形動詞フレーズが第三者の行為や状態を表す表現がある。
  I saw you drinking milk.
     You (were) drinking milk. 
     あなたはミルクを飲んでいた ※進行形
  私は見た あなたがミルクを飲んでいるのを
  → 私はあなたがミルクを飲んでいるのを見た

このような文型となる動詞は、「知覚動詞と呼ばれる seeやhear、watchなどだが、この場合、導かれる原形動詞フレーズと、ing形動詞フレーズとでは、意味が異なることに注意してほしい。

  I saw you drink milk.
  私は見た あなたがミルクを飲むのを
  → 私はあなたがミルクを飲むのを(一部始終)見た

 原形動詞フレーズが「ひとまとまりの行為や状態」を表すということか ら「一部始終の行為や状態」を表し、一方ing形動詞フレーズではあくまでも「~しながらの状態」といった断片的な継続状態を表す。

  I saw you drinking milk.
  私は見た あなたがミルクを飲んでいるのを
  → 私はあなたがミルクを飲むのを(一端を)見た

[コミニカ英作法]
  (例1) 私は、(ふだん)あなたがビールを飲んでいるのを見かけてるよ
    <~は ドウする文>
   ① 私は あなたを見かける → I see you  
   ② ビールを飲んでいるのを → drinking beer  
   (完成文)  → I see you drinking beer.  

英語の発想としては、「私は見たんだ、あなたがミルクを飲んでいるのを」といった感じになる。

  Mom: Kathy, was Bill drinking beer?
     キャシー、ビルはビールを飲んでいたの?
  Kathy: Yes. I saw him drinking beer.
     ええ、私、彼がビールを飲んでるのを見かけたよ

以下は、受身進行形が補語となっているものです。
be動詞は基本的に進行形になりませんが、進行形になる動詞が受身形になる場合は受身進行形となります。

(状態の例)
  I saw you being scolded by your boss .
      You (were) being scolded by your boss. 
      あなたは上司に叱られていた
  私は見た あなたが上司に叱られていたのを
  → 私はあなたが上司に叱られていたのを見ましたよ

  (例2) 私はあなたが先生に叱られていたのを見ましたよ
    <~は ドウする文>
   ① 私は あなたを見た → I saw you  
   ② 先生に叱られてのを → being scolded by your teacher  
   (完成文)  → I saw you being scolded by your teacher.  

【be動詞フレーズ5段活用】
  
be scolded by one's teacher  「先生に叱られる」
=============================
(1) (am, are, is) scolded by one's teacher  現在受身形
(2) (was, were) scolded by one's teacher   過去受身形 
(3) be scolded by one's teacher  未来受身形
※命令形,助動詞、to不定詞で使われる。
(4) being scolded by one's teacher  現在[過去]受身進行形
※進行形や動名詞で使われる。
(5) been scolded by one's teacher  現在完了形受身形
=============================
 (1) I am scolded by my teacher.
 (2) I was scolded by my teacher.
 (3) I will be scolded by my teacher.
 (3) I may be scolded by my teacher.
 (3) I don't want to be scolded by my teacher.
 (4) I am being scolded by my teacher.
 (4) I don't like being scolded by my teacher. 動名詞
 (5) I have ever been scolded by my teacher.
cf. several time → many times → How many times?

【イメトレ No.55】
  (ing形動詞フレーズを使って) 一般動詞との結びつき
  VOC感覚の動詞フレーズ (6)
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(1) I saw a dog crossing the street.
   私は、犬が道路を渡っているのを見かけた
(2) I saw John talking to his teacher.
   私は、ジョンが(担任の)先生と話しているのを見かけた
(8) We watched a kitten playing with a ball.
   私たちは、子猫がボールで戯れているのを眺めていた


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誰も教えてくれなかった英会話学習法 そ25 補語ed形動詞フレーズのもの [TWO WORD VERBSは英語の心]





 「VC感覚からVOC感覚へ その7 補語がed形動詞フレーズのもの」
 

(ファンクションメソッドにおける7つの補語のタイプ)
 (1) 形容詞 (2) 名詞 (3) 方位副詞 (4) 前置詞+名詞
 (5) (to)+原形動詞フレーズ (6) ing形動詞フレーズ (7) ed形動詞フレーズ
  五文型主義--- 但し、(1) (2) のみ
  熟語主義--- (3) (4)
  構文主義----(5) (6) (7)

  I have[get] my picture taken by my father.
  I had[got] my car badly damaged.

(傾向)
※VC感覚のCは主体(主語)を補って説明する「主格補語」であり、一方VOC感覚のCは目的語を補って説明する「目的格補語」のことです。

 (補語が方位副詞)
   Pick me up!※VOC感覚 目的格補語
  だっこしてよ
     I (am) up. ※VC感覚 主格補語

 (補語が前置詞+名詞)
  Hold me on your shoulders. ※VOC感覚 目的格補語
  私を肩に乗せてよ、肩車してよ
     I (am) on your shoulders. ※VC感覚 主格補語

 (補語が形容詞)
   Make me happy! ※VOC感覚 目的格補語
  私を幸せにしてよ
     I (am) happy. ※VC感覚 主格補語

 (補語が名詞)
  Make me a happy girl! ※VOC感覚 目的格補語
  私を幸せ(な女の子にしてよ
     I (am) a happy girl. ※VC感覚 主格補語

3つの動詞フレーズが目的格補語と結びつくのは、相手や第三者の行為や状態を3つの非時制の動詞フレーズで表現することです。

 (補語が(to)+原形動詞フレーズ) ※「未来志向」の意味
  I want you to drink beer! ※VOC感覚 目的格補語
     You (are) to drink beer. ※VC感覚 主格補語
  私はあなたにミルクを飲んでもらいたい

 (補語が+ing形動詞フレーズ) ※「継続的な状態」の意味
  I saw you drinking beer! ※VOC感覚 目的格補語
  私はあなたがビールを飲んでいるのを見た
     You (were) drinking beer. ※VC感覚 主格補語

 (補語が+ed形動詞フレーズ) ※「受動的な状態」の意味
  I had[got] my beer drunk by someone! ※VOC感覚 目的格補語
  私は、私のビールを飲まれてしまった
     My beer (was) drunk by someone. ※VC感覚 主格補語

今回は最後の(7)ed形動詞フレーズについて述べていきます.
これは受益構文、被害構文と言われるものです。

(対策)
● VC感覚からVOC感覚へ 補語がed形動詞フレーズのもの

以下の文はVC感覚であり、stolenが主格補語となっていて、文法では受身形と呼ばれている.

  My purse was stolen.
  私の財布が盗まれた

 ただし、これは単に「私の財布が盗まれた」といった直接的な表現だ。

  What was stolen?
  何が盗まれたの?

それをある主体(主語)がどのような状態を持ったと間接的に表現する場合がある。これがstolenが目的格補語として使われる場合だ.

  I had[got] my purse stolen. ※VOC感覚
        My purse (was) stolen. ※VC感覚
  私はユウした 私の財布が盗まれた状態を
  → 私は、財布を盗まれました

[コミニカ英作法]
  (例1) 私は、(ふだん)トムに写真を撮ってもらっています
    <~は ドウする文>
   ① 私は 写真をユウする → I have[get] my picture  
   ② トムによって撮られた → taken by Tom  
   (完成文)  → I have[got] my picture taken by Tom.  

  (例1) 私の写真はトムによって撮られた 受身形  ※VC感覚
    <~は ドンナだ文>
   ① 私の写真は あった  → My picture was  
   ② トムによって撮られて → taken by Tom  
   (完成文)  → My picture was taken by Tom.  

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  I had[got] my car badly damaged.
        The car (was) badly damaged. 
        その車はひどく傷つけられていた
  私はユウした その車がひどく傷つけられた状態を
  → 私は、自分の車をひどく傷つけられた

この文型では、受身形の文が基本の表現になっていることに注目してほしい。
ただし、このような文型になる動詞は限られている。
  have, get, keep, leave, hear, etc.

【イメトレ No.62】
  (ed形動詞フレーズを使って) 一般動詞との結びつき
  VOC感覚の動詞フレーズ (7)
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(2) He asked me to have his picture taken.
   彼は、私に写真を撮ってくれと頼んだ
(3) Have you got your arm broken?
   あなたは、腕を折ったのですか?
(4) Go and get your hair cut!
   髪の毛を切りに行きなさい!


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