(英語で)あなたの家に行きたい(出現したい) [動詞comeでこれだけ話せる]


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[今日の学習]

どうして私が基本16動詞というものにこだわるのか,そのワケを述べましょう。

たった16の動詞で日常会話のすべてができると指摘したのはイギリスの言語学者、C. K. Ogden (1889-1957)だ。彼はたった850語が20,000語に相当する働きをするとし、Basic Englishというものを提唱した。
この内動詞だけに注目すれば、動詞はたった16だ。彼は無制限な語彙を使わなくても、英語は造語法*や一定の範囲の方位語(方位副詞。前置詞)の組み合わせで多様な意味を表し、しかも英語のネイティブスピーカーにはそのような表現を好んで使う傾向があるとした。

当時の歴史をひもといてみると興味ある事実が浮かびます。
オグデンにはリチャードとギブソンという弟子がいましたが,彼らは当時の中国に行っていたことがわかっています。
当時の中国と言えば,西洋列強が植民地として乗り込んできた時代です。イギリスも例に漏れず中国に侵略していました。
その言語対策,つまり現地人に英語を教える必要から、彼らが送られたということです。
ですから、英語の語数を制限し基本的なことは英語でコミーュニケーションができるようにしたかったということです。

ところが大きな問題がありました。確かに基本16動詞で日常会話ができるというのは英語という言葉の便利なところですが,それを実際に教える場面では,現地語、つまり中国語を介在させないで,「英語は英語で教える」という学習法だったのです。

現地語できちんと説明されないのに,ただ英語だけで教えるというのは無理なことは当たり前です。
このことは、このOgdenのBasic Englishは確か大正時代だと記憶していますが,岡倉天心の弟である岡倉由三郎によって日本に紹介されています。
でもこれが日本の英語教育に大きく影響を与えることはなかったのは事実です。
理由は3つあると、私は考えます。

1つは,当時は「話したり,聞いたりの時代ではなく,読解の時代であり,本に登場する英語の単語は基本16動詞ではまったく無理だということ。
2つ目は,「英語は英語で教える」という学習法は無理だということ。
3つ目は、動詞を基本16に限定することによって,例えば日常生活でよく使われるwantやlikeなどは使えないと不便さです。

よく言われることですが,英語圏に留学などをすると,「彼らは学校で習わなかった表現をしている」といった経験をされることがあります。

つまり彼らの日常会話は、ほとんど基本16動詞で事足りるというのは事実です。
しかし、私たちは当時の中国人ではないので,語数、つまり動詞を16に限定する必要はまったくない、というのが私の意見です。

例えば,Basic Englishで「私は外国に行きたい」という意味を英文にすると以下のような表現となります。

  I have a good mind to go abroad.

wantやlikeを使えばもっと簡単だよね。

  I want to go abroad.
  I'd like to go abroad.

このブログで「たった16の動詞で英語が話せる」としているのは、これが基本であり,日常会話では圧倒的にこのような表現をしているからです。
ちなみに英英辞書での説明はこのような基礎的な単語が使われている事実からもわかると思います。

そしたそれがさらに重要なことは,この基本動詞の英語発想を身につけることが,他の動詞の表現へと拡大していくことです。
方位語offは、「急速離脱・中断」を表します。

  Put the light off. 明かりを消しなさい 基本

  Turn the light off. (回して)明かりを消しなさい 応用
  Switch the light off. (スイッチで)明かりを消しなさい 応用

現在以下のブログで基本13動詞のTwo Word Verbs表現をとりあげています。
ぜひ、ネイティブの日常会話表現を学んでください。

  ワンランク上の英会話オンライン講座

今回からcomeの動詞フレーズに移ります。

[comeの動詞フレーズ]

comeの動詞フレーズのパターンは以下の通りです。学習はこの順に進んでいきます。当教材ではこのcomeの動詞フレーズだけで,合計104の文例が所収されています。

一部サンプルを公開しています。ぜひご覧ください。
ただし、教材の一部を切り取っているので画面が広がります。

   【comeの動詞フレーズのパターン】「日常会話必須基本16動詞編HTML版」より

【解説】

この教材の特色はファンクションフレーズと動詞フレーズを色分けしていることです。
ファンクションフレーズと動詞フレーズを別個に覚えていく,これが本当の英会話学習法です。

この教材では,●のところでファンクションフレーズの意味をとりあげ、それに対応する動詞フレーズのパターンを記しています。

  ● I'd like to+原形動詞フレーズ 「私は〜したい」
  ● Let's +原形動詞フレーズ 「〜しましょう」
  ● Shall I +原形動詞フレーズ? 「〜しましょうか?」相手の意向を聞く

このようにファンクションフレーズを蓄積していくことが大切です。
これによって自由な英会話を実現することになります。

comeはgoの反意語で、向こうにあるものが、こちらへ動いてくること。つまり「出現する」だ。中学でgoは「行く」、comeは「来る」と覚えさせられたところで日本人の英語オンチが始まります。

この語の意味をこのように広く理解しておくと、私たちの周囲には、この語で言い表すことのできる事実がずいぶん多いことに気がつく。
例えば、次の例を見てください。

  They came into the house.
  彼らは家に入ってきた

  A foolish idea came into my mind.
  馬鹿な考えが私の心に浮かびました

A foolish idea came into my mind.は、比喩(ひゆ)的な表現だ。

このような比喩的転用として、「出現する」ことを意味する。比喩とは「ものなぞり」のことだ。

  come into view   
  見えてくる
  come to one's ears   
  聞こえてくる
  come to one's attention   
  気がつくことになる

以上のことは、goが逆の意味で使われるのと対照的な意味となる。

  go out of view   
  見えなくなる
  go out of existence   
  いなくなる

最後に、注意していただきたいのは、「出現する」ということだから、話し相手のところに向かうという意味の時は、comeを使いこれは日本語訳では「行く」ということになる。

  I will come to your house tomorrow.
  私、明日あなたの家に行きます、伺います(出現します)。


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日本人が英語を話せないのは、見事に今回の「英語表現の枠組み」あるいは「英語表現における有機的な結びき」が学校教育で教えられていないからだ

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